ママに応援してほしいこと☆

最終更新日時 : 2023年4月20日

昔から子供の習い事の上位にランクインしている「ピアノ」

 

実際に習った経験があるママの中でも

「結構楽しかった」という良い思い出の方もいれば

「全然弾けなかったわ…」と思う方もいるのではないでしょうか?

そして、子供の頃は習えなくて我が子にはやって欲しい!と願うママもいると思います。

 

我が子にピアノを習わせてみたい!

そんな保護者様達へ、これを心の片隅に置いておくといいのではないか

ということをピックアップしてみました。

他のピアノ教室でも同じことが言えると思いますので、

よろしければ参考にしてみてください。

 

私が日頃レッスンしていて思い浮かぶのが

以下の6つです。
①環境を整えること

②なかなか思うようにできなくても根気よく待って欲しいこと

③曲が合格したら○○買ってあげるなど、できないとご褒美をもらえないシステムにすること

④軌道に乗るまで2~3年はかかること

⑤できれば毎日練習してほしいこと

⑥たまに耳を傾けてあげて欲しいこと

 

 

まず①環境を整えるということについて。

【楽器のこと】

簡単に言いますと、ピアノを習うのにピアニカやキーボードでは不足だということは

お分かりいただけると思います。

私の教室では、最初は音よみやリズム打ちから入りますので

楽器はそれからでも良いことになっていますが、

ピアノの楽譜を手にしたら、できるだけ早く電子ピアノ以上のものを揃えてくださいと

お伝えしています。

電子ピアノは、88鍵・ペダルはコードではない固定式のもの・高低椅子

この3つのセットを私は基準としています。

上記で「電子ピアノ以上のもの」とお伝えしましたが

この基準を満たした電子ピアノ・ハイブリットピアノ・生ピアノのことを指しています。

スタンドに乗せる形のキーボードに近いものだったり、

コードでつなぐタイプのピアノは、弾いていてグラグラ不安定であったり

鍵盤のタッチも軽く浅い為おすすめしません。

また、椅子も高低調節できる方が良いです。

 

こういったお話をするのは、おうちでの練習が重要なためです。

不安定なものを使うと、身体に力が入り練習が苦痛になります。

また、キーボードと教室で使うピアノは鍵盤の大きさや重さが違い過ぎてしまいます。

練習では軽く弾いてもできるけれど、レッスンでは鍵盤が重くそのために上手くいかない…

としたら大人でも苦痛なはずです。

安定的なものであれば、あとは気分が上がるデザインのものを選んでいただいてよいと思います。

 

 

【おうちの中の事】

楽器を置くということは、場所が必要になってきます。

インテリア風なデザインでリビングに置きたい!

いやいや、場所を取るから子供部屋で!

おうちの中を守るママにはたくさん意見がありますね。

私からも提案したいことがあります。

 

・ピアノを置く部屋の温度調整ができること

寒すぎる部屋、暑すぎる部屋では大人でも練習が遠のいて当然です。

なるべく快適に過ごせる場所がよいでしょう。

・練習の時にはTVなどは消して欲しい

兄弟を静かにさせる為にスマホでYoutubeを見せることもあると思いますが

練習している人からは離れて見せるなどの配慮をしてあげてください。

せっかく練習しようと思っても、気持ちが一瞬でYoutubeに反れ

身が入らない可能性大になってしまうのは目に見えています。

 

その次②なかなか思うようにできなくても根気よく待って欲しいこと

私もそうなのですが、大人になると子供のやることは大概できてしまうものです。

足し算・引き算・かけ算くらいはささーっとでき、

「なんで何度やってもこんなに簡単なものがわからないよのー?」という気持ちになるときがあります。

漢字でも「いつもこの横線が足りないって言ってるでしょー?」

おうちの決め事やルールに対しても「何度言えばわかるのよー?」

挙句の果てには親の思うとおりに進まずに「もーはやくしなさいよー」と…。

ついつい「なんでよー?」「やる気ないのかしら?」と思いがちで

自身の子どもの頃については忘れがちであったり、

「私はこんなことでつまづかなかった」と美化してしまうこともあります。

こーゆーところはパパに似てるのよ!とか言いませんか?私だけかな?笑

 

初心者の大人の方に、五線上(楽譜上)で「これがドで、これがレです」と言えば

すぐに理解してもらえますが、未就学児にはたったこれだけの判別が難しいことがあります。

字を覚えたての子どもにひらがなを書かせると、ちょうど反対に書いたり、

さかさまに書くことがありますね。これは脳の発達が未熟なため起こります。

ですから楽譜の音よみも一進一退になることがあります。

しかしひらがなを覚えるのと一緒で、必ず理解できるようになります。

それに時間がかかる子もいれば、かからない子もいますね。

子ども自身、自分ができない子にはなりたくありません。

ママの前ではいつでもできる子、良い子になりたいと思っています。

気分が良い時は「やるー!」と言ったり、そういえばこのまえできなかったっけと

思い出せば「今日はやらない」「やりたくない」と言うでしょう。

できないと「覚える気がないのかしら…」と焦ってしまう気持ちもわかりますが、

決してやる気がないからできないのではありません。

ピアノは学校で必修科目でもありませんから

できなくてもまぁいいか…と諦めやすい習い事だと思いますが、

まだ未熟なだけ、今はできないだけ、

なので待ってあげて欲しいというのが私からの願いです。

 

 

目安は2~3年習わせる気持ちで。

本人の練習量にもよりますが

音がスラスラ読めて、指がコントロールできるようになるのが

2~3年だと思います。

1年くらいで辞めるのが1番もったいないパターンですので

頭の片隅に置いておいてください。

 

 

長々とお伝えしましたが…

次回は

③曲が合格したら○○買ってあげるなど、できないとご褒美をもらえないシステムにすること

についてお伝えしていきたいと思います。

みなさまのピアノライフが楽しいものになるよう願っております♡

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