「ピアノ習いたい!頑張る!」と言ったはずなのに・・・なかなか練習しない問題。
幼稚園・小学生くらいだとアルアルな問題です。
30年前。私の子供のころは、憧れのお姉さんがピアノを弾けたり、同級生やお友達もピアノが弾けて「あ!聴いたことある。自分もやってみたいな」と頑張ってみたりしたものでした。ピアノ教室の発表会に出ては「次はあの連弾、誰かと弾きたいな」と思ったり。ピアノ習っている子はだいたいそういう事を頭の隅に思いながら、練習ちょっとめんどくさくても頑張っていたように思います。
あれから30年。ピアノの先生になった私が生徒さんから言われる練習不足の原因1位は
「いそがしかったからできなかったぁ」です。
そうなんです。みんな毎日忙しい。親御さんも子供も忙しい。それは重々承知していることなのですが1つお伝えさせてください。「練習してくれない」「上達している気がしない」ともし親御さんが思ったら少し深堀りしてみてくれませんか?
私が30年前、同級生が弾くピアノに刺激を受けたように「共通意識」を持ってほしいということです。
現代はお友達がピアノを習っていても、お互い他の習い事などで遊ぶことが減っているように思います。=お友達との共通意識が持ちにくいこと。これが原因の1つだと私は考えています。「同志」を感じられないことでついつい練習が後回しになってしまう。…大人でもアルアルですね。一人だしまぁいいや。ってね。
そうならないように親御さんが共通意識のカバーをしてみて欲しいんです。そんなに難しいことはありません。「興味をもっている声掛け」だけで十分です。
練習している曲は明るい曲なのか?あなたの好みの曲なのか?今週は片手だけでいいのか、それとも両手で仕上げる予定なのか?あなたはこの曲を難しいと思うのか?宿題は1曲だけなのか、他にもあるのか?ママその曲好きだな!ママその曲知ってる!その曲長いんだね、大変だね。疲れた?なんか早く弾くところかっこいいね!
…こんなところで私は十分だと思っています。できるだけ毎日練習した方がいいピアノです。何もフォローがないより共通意識が持てます。もっと気の利いた言葉もあるでしょうが、あまり凝ったアドバイスになると逆効果になる場合があります(ケンカになる)から、ほわんとしたやり取りでよい気がしています。
せっかく始めたピアノを気持ちよく、長く、楽しんでくれると嬉しいです(^^)
佐藤 侑子
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